方陣と曼荼羅の術数と幾何⑴

Submitted 5 May 2021

東アジアの伝統的な形象や音楽調和には、目立たないところにユークリッド幾何などヘレニズム由来のギリシャ文化が影響を与えている.同様にアジアに由来する思考が西欧に深く影響を及ぼした例も数多い。本稿では「ユークリッドの互除法」を起点に、仏舎利塔、曼陀羅、仏像などを対称に、従来必ずしも強調されない東アジアの思想や宗教、藝術の数理と幾何を議論すると共に、モルフォメトリクスなどの画像認識と機械学習を応用しての隠されたメカニズム解明の可能性を提案する。